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生涯学習センター
カテゴリ:学び

もしもの防災(2019.3.3~3.10)

【目的】
災害発生時には「自助・共助・公助」のバランスが取れた対応をすべきことが重要である。
本講座は初回に避難所運営ゲームHUGを体験することで「自助・共助・公助」を知り、2回目に防災に対する知識と意識を深め、大切な子どもや家族を守るために今できることを考え行動できることを目的とする。


【取り組み内容】
1回目は、NPO法人スキルボートの横山たまきさんをお招きし、避難所運営ゲーム「HUG(ハグ)」を行いました。
「HUG」とは、避難所、運営、ゲームの頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味です。
HUGは、大震災が起こった当日の数時間後からの避難所の立ち上げを、カードを使って体験するゲームです。
避難所の体育館や教室に見立てた平面図に、避難所に来る人の年齢や性別、国籍、様々な事情が書かれたカードを、どれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験できます。HUGには、自分が避難所で直面するかもしれない問題がたくさん詰まっています。
参加者は3グループに分かれ、矢継ぎ早に読みあげられるカードに書かれた被災者や出来事に待ったなしに対応していかなければなりません。
ゲーム終了後はちょっとぐったりとしてしまった参加者もいましたが、他のグループのカードの配置や掲示板を見て、それぞれ異なる対応に、発見や判断に気づきがありました。

2回目は、アウトドア防災ガイドのあんどうりすさんに学ぶ「アウトドア流 ふだんづかいの防災グッズ&防災術」です。
講師のあんどうりすさんは、阪神大震災の被災体験と、豊富なアウトドアの知識を生かした「仕組みから考えると臨機応変に対応できる」実践的な防災術をお教えいただきました。
毎日使うカバンを防災仕様にするアイデアや、子育てグッズと防災グッズをイコールにして普段から使いましょうという提案には、すぐにやってみます!と参加者から声があがりました。
またこの回は、日常生活の中で実践できる防災の備えについてを共有したいご家族や友人と一緒に受講していただき、今すぐできる準備を一緒に考えました。


【成果】
参加された方からは「災害時の動きを人任せではなく、自分のこととして捉えられた」「普段からの持ち物を防災を意識して変えていきたい」などの感想をいただきました。防災が「やらなければ」から「やってみたい」というポジティブな気持ちに変わっていただくことができたようです。
防災に正解はありません。これからも、今の自分や家族に必要な対策を考え、自分たちに何かできるか、普段からどんな備えをしておいたらいいかを具体的に考え、行動していただけたらと思います。

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