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芸術文化ホール
カテゴリ:学び、こども

子どもたちのための公開リハーサル フィルハーモニクス ウィーン=ベルリン(2018.12.16)

【目的】
12月16日(日)開催の「フィルハーモニクス ウィーン=ベルリン」の関連企画を市内の子どもたちを対象に開催。
世界に君臨する二大オーケストラのメンバーを中心に結成された、最高の技術を持つ音楽家によるコンサートのリハーサル風景の見学を通し、一流音楽家の生演奏を間近で聴いていただく機会とする。


【取り組み内容】
・市内在住、または市内の学校に通う小学生から高校生と、その保護者を対象に開催。本番当日、コンサートの直前に行われる、普段は見ることができないリハーサル風景を一部公開しました。公演の約1ヶ月前に募集を開始しましたが、初日で募集定員は満員となりました。
・「フィルハーモニクス ウィーン=ベルリン」のメンバーは、世界トップクラスのオーケストラであるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の現役奏者を中心に結成されたグループ。普段はオーケストラの中で演奏する彼らが、このグループでの活動の時は、クラシック以外の民族音楽、ジャズ、ポップス、ロックなどあらゆるジャンルの楽曲を選び、メンバー自らがアレンジをし、更に楽しめる一つのエンターテインメントをつくり上げて活動しています。
・リハーサルは全曲通して行う演奏家もいれば、ほんの少しだけしか行わない演奏家もいるだけに、その内容は未知の世界。今回は40分という短い時間の中で、リハーサルの見学と質疑応答の時間を設けました。
・開始5分前に出演者たちはステージへ。チューニングをしたり、話したりしているうちに、リハーサルがスタート。1曲目からノリの良い曲で、客席に向かって手拍子を求め、子どもたちもそれに応じて手拍子をしていました。その後もリハーサルは順調に進み、子どもたちは一流の音色を真剣に聴いていました。
・質疑応答では、子どもたちからたくさんの質問がありました。
「毎日どれくらい練習していますか?」「どうして足を揺らしながら演奏するんですか?」「何歳から楽器をやっていますか?」「日本語は話せますか?」「音楽をしていて重要なことはなんですか?」など、質問は途切れることなく続き、子どもたちの関心の高さには驚かされました。
・メンバーもそんな子どもたちに対し、「プロになる前はたくさん練習したけど、プロになってからは本番にも力を残しておかなきゃいけない、でもそれなりにちゃんと練習します」、「普段はオーケストラに所属しているけど、クラシックだけではなく色々な音楽に興味を持っていて、そういう演奏ができるグループを作りたくて」、「色々な音楽に興味を持つことが重要」と、真摯に答えてくれました。


【成果】
・子どもたちが本物の音楽に間近に触れ、一流の音楽家がどのようなきっかけで、どのように活動をしているか、疑問に思うことや興味を持ったことを直接聞ける機会になりました。
・子どもたちが音楽に興味を持ち、またその音楽を「楽しい」と感じることのできる良い時間となりました。
・本企画を通して、多くの子どもたちが音楽に対して興味を持っていること、そして興味を持ったことに対して積極的に吸収していることがわかりました。初めて開催した公開リハーサルは、子どもたちにとって何か大きな収穫になったのではないか、と感じることができた機会となりました。

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