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2018年5月17日
芸術文化ホール
カテゴリ:市民参加

がまくんとかえるくんの世界 ①おはなし会&②からだとこえのワークショップ(2018.5.12)

【目的】
普段ホールなどの催事には、年齢制限などにより足を運ぶ機会が少ない小学生を対象とした公演を開催。次世代へ文化芸術普及を図るとともに、図書館と連携し、ホールとは異なる場所での公演をお楽しみいただく。
①の「おはなし会」(以下「①」とする)では朗読という形で物語を声だけで楽しむことにより想像力をはぐくみ、②の「からだとこえのワークショップ」(以下「②」とする)では子どもが主体となって創造・表現することにより、自主性や積極性を身に付ける。


【取り組み内容】
・小学校の教科書にも採用されているアーノルド・ローベルの人気絵本シリーズ『がまくんとかえるくん』を題材とし、①は乳幼児から小学生を対象とした読み聞かせを、②は小学生を対象とした身体ワークショップを開催しました。出演者(講師)は文学座に所属する俳優陣3名で、いずれも『がまくんとかえるくん』を題材とした読み聞かせやワークショップの経験が豊富な方々です。

・①では導入として表情(顔)のストレッチを行い、これにより子どもたちの緊張感もほぐれ、身体と心がリフレッシュしました。保護者の方々にもご参加いただき、時折笑い声が上がりました。《あしたするよ(がまくんとかえるくんシリーズ『ふたりはきょうも』より)》・《よていひょう(がまくんとかえるくんシリーズ『ふたりはいっしょ』より)》《おはなし(がまくんとかえるくんシリーズ『ふたりはともだち』より)》の3作品を取り上げましたが、《おはなし》の中で病気のかえるくんの顔色を「青い」と心配しているがまくんに、「(自分はかえるなので)いつでも(顔色は)青い」という会話のやりとりでは、一番の笑い声が起きました。


・②は保護者の方は成果発表会のみのご参加で、子どもたちだけの力で朗読劇を創作しました。3つのグループに分かれ、《よていひょう(がまくんとかえるくんシリーズ『ふたりはいっしょ』より)》を再現するという試みです。講師のアドバイスのもと、年齢も性別も違う初めて会ったお友達と、テキストをにらめっこしながら力を合わせて創作しました。


【成果】
・①は計27組65名、1歳から10歳まで、幅広い年齢のお子様にご参加いただきました。学校の音読とは違う、プロの演劇人による表現豊かな読み聞かせは、お子様だけではなく保護者の方もお楽しみいただける貴重な機会となりました。劇場に足を運ぶ機会が少ないご家族様にも、小さいながらも生の舞台を楽しみいただくことができました。

・②は25名のお子様にご参加いただきました。初めてのお友達と自分たちだけの力で作品作りに取り組み、創造性やオリジナリティの尊さを学ぶ契機となりました。練習では緊張していた子どもたちも、成果発表会では講師の力を借りずに、堂々と大きな声で発表することができました。

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